前置き
私ね、触手って嫌いなんですよ。
まずその単調さが面白くない。基本的に触手で手足拘束して触手が穴に突っ込み触手でらめぇいくぅとワンパターン化しているのが大半。見ていて飽きる。触手ゲーと位置づけられるものは妙な触手(電撃出したり服になったり熱出したり)をいろいろと考えてそのワンパターン化を防ごうとしているように見えるが、実際は釈稼ぎ程度にしかなっていない。何故なら触手をそのまま突っ込んだ時と妙な触手を使った時とで反応が変わってないから。いやぁらめぇいくぅの繰り返し見てて楽しいかっての。
調教SLG大好きな身としては突っ込めば感じてイく部分も気にくわない。粘液が媚薬だからどうのこうので無理やり説明しているのはまだマシな方で、開発過程無しにアナルだのポルチオだのでホイホイイってくれる淫乱ばかり量産されているのが近年のエロゲー。面白くない。最初は入れることすら出来なかった娘が徐々に受け入れていく過程にこそ味がある。つまり3段階中の2番目あたりが私のツボなのだ。
さて、ここで悲しいお知らせ。
2chの某スレッドによれば最近の規制強化で「現代ファンタジー=触手」となったことが示されていた(確定かどうかは不明)。なんでも、触手なら現実と乖離しているから問題無い、陵辱だのなんだのとは別であるとのありがたいご意見らしい。
触手嫌いの私にとっては最悪の展開であろう。遠い目。
と悲しみに浸るだけでは生産性が無いので多少前向きな意見でも。
触手はまあ嫌いなんだが、その中でもスミスミ堂の触手モノは案外嫌いではなかったりする。全部が全部そうという訳では無いが、ここの触手モノは拘束部分に触手を使わず、普通(と言っていいのか?)の拘束具を使用している所が他と異なる。他は拘束も全部触手というかナマモノで統一されているため、逆に新鮮さを感じてしまうのだろう。無駄にかっこよく言ってみれば有機物の中に無機物を取り入れることで別の何かに見えてくるような。言ってて恥ずかしいなコレ。
ま、まあとりあえずここのゲームやらなんやらにおいては触手が道具の一つ程度に成り下がっていることが好みだったのだろう。こういう類なら多少は寛容になれる……といいなぁ。
ところで、触手椅子いつ発売するの?
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/11/69/040010116909.html
前置き終わり。
MONSTER PARK
〜化け物に魅入られし姫〜
(Delta)
http://www.route2.co.jp/Delta/main.html
CG、回想フルコンプ。
所要時間約3時間。
さて、あんだけだらだらと前置きしておいて何だが今作は「異種姦」がメインのゲーム。別に触手オンリーという訳ではない。ない…ハズなのだが異種姦のほんと全てが触手。これは痛いが規制通りか。
このライターの前作でも異種姦メインだったが、前作は全て現実に存在する動物、今作は空想上の生物とかなり毛色が違う。ぶっちゃけ何でもありだから楽だー、と、規制云々が無ければ思っていただろう。
悲しい。
さて今作は……
いやぁらめぇいくぅの繰り返しが延々と続くゲームでした。
畜生。
いやね、前作の主人公に「反応が同じでつまらない」とか言わせたライターが書いたとは思えないようなワンパターンっぷりで泣ける泣ける。一応序盤あたりで「(よく)飽きないね」と主人公に言わせているあたり期待できるかと思えば結局同じ反応ばかりでエンドまで。
ヒロインがなかなか堕ちない(てかエンドまで堕ちない)という部分は今作でもそのままなのだが、前作では相当評価したものの今回は無理。冗長、としか言いようが無いシーンの連続で、堕ちる過程そのものが同じことの繰り返しのみ。「ずっと輪姦していたら精神が壊れた」の一言で説明できるあたり内容が薄いとしか……それ以上に何も無いし。
ただ、愛玩麗嬢と麗佳牝犬調教からゲスト登場のメイド玲を国王が陵辱するシーンだけは全力で評価。たった1シーンで拘束からフィスト、浣腸、おまけに妙な生物……グッと来たね。浣腸器を取り出し、「尋問、拷問といったらまずこれじゃ……伝統とは守るためにあるのじゃ」とかもう全力で肯定せざるを得ない。私がこのライターに求めていたのはこういうシーンだったのだ。しかし少ない。
たった1シーンだけなんだが……、ここで陵辱規制の話になる。なんでも、凌辱CGに該当する場合には禁止行為が適用され、さらに全体の20%までという縛りが付くそうなのだ。あとCGが規制でテキストのみなら問題無いとか。
つまりもっと書きたくても書けない状況が発生していると思われる。洒落にならんな、現実と空想を履き違えるバカに付き合って出来た規制は。
ただ言いたいのは、例えば作中で服を破かれたら立ち絵もちゃんと破れているとかそういった部分に気を配れるメーカーなんだよここ。だからこそ惜しい。BGM空気読めって部分もあったが。
一応内容の説明でも
今作はメイン2人にサブ3人。回想67シーン+エンド6つ。
エンド1:マリオン即位のハーレムエンド
エンド2:スティアグッドエンド
エンド3:アイリスグッドエンド
エンド4:スティア救済エンド
エンド5:アイリス救済エンド(ヤンデレ
エンド6:バッドエンド
エンド4以外全部精神崩壊。グッドって主人公にとってのグッドな(笑)。
メイン二人がエンド次第では孕んだりする役柄。もちろん異種姦で。
うちアイリスはフタナリ化。序盤で強制的に付けられてずっとそのまま。二人のシーン数は大体半々。展開は二人とも前述の通りいやぁらめぇいくぅの繰り返し。具体的に言えば動けなくされて犯されてイっての繰り返しで最後に捕まって孕まされる。
サブ3人はそれぞれ実質2シーンずつ。
話は中世っぽい雰囲気の中で、国家間のイザコザを描きつつヒロインを捕まえ性欲しか無い化物を飼っている巣に放り込む話。そのイザコザの部分は玲の捕縛あたりと最初と最後に出てくる程度で、まあ肉付け程度かと。ただそれでもアイリスの具体性の無い説得とかツッコミ入れたい部分多々。おまけと割り切るしかないけどさ。
以上、これからに期待出来ないエロゲーの感想。
潮時とか考えたく無いねぇ……。
それにしても、来年の分まで触手って言った気がするね。